2015年06月07日

高学歴ニートの原因と脱出方法

最近よく高学歴ニートという言葉を耳にするようになりました。
そこで今回は、引きこもり且つ高学歴ニートでもある私(自分で言うのもなんですが)から見た、高学歴ニートの特徴や脱出方法、引きこもりとの関係性などについて述べて行きたいと思います。


昨今のニートの傾向として、良い大学を卒業しているのに無職となる、いわゆる高学歴ニートの増加があるようです。
私は最終学歴だけを見ると高学歴とは決して言えないのですが(大学を中退しましたので)、高校は市内で一番(県内でも有数)の進学校へ通っていましたし、大学も国公立大学へ入学しましたので、一応おまけしたら高学歴と言っても良いのではないかと思います。
また少し前まで私は完全なニート生活を数年送っておりましたし、ニートから半ば脱した今でも引きこもり自体は治っておりませんので、高学歴ニート経験者であり本人であると言ってもいいと思います。


高学歴ニートの定義

高学歴ニートと言うと、まず第一に一流の大学を出ているということが条件に挙げられると思います。
しかし私から言わせてもらうと、例え大学を卒業できていなくても、一流の大学に入学してさえいれば、高学歴ニートに含まれると言っていいと思います。
と言うのも、私自身が一流大学に入学したが卒業はしていないニートなのですが、そんな私と、大学を卒業してニートになった高学歴ニートを比べると、根本原因は同じだと感じられるからです。

もちろん、大学を卒業した場合と中退した場合とでは、就活で大きな差がございます。しかし実際問題としては両者共に結局ニートとなって同じ境遇にいるのです。
本来、一流大学卒業者はその優位性をもって就職に臨むべきですが、それをしないでニートに甘んじている事は、実は大学中退者と同じ理由・現象であると私は思います。
つまり一流大学を中退してニートになった者は、卒業してからニートになった者に起きた現象が少しだけ早く訪れたに過ぎず、結局根本原因は同じであるという事です。
では一体どうして高学歴ニートが生まれてしまうのか、その原因を考えてみます。


高学歴ニートになってしまう原因

レベルの高い一流大学に入学したにもかかわらず、どうしてニートなどになってしまうのでしょうか?
最近では就職で学歴よりも即戦力が求められるとは言っても、それでも高学歴は少なからず就職に有利となるはずです。
その為、高学歴なのにニートとなっている人が時々言う「良い大学に入っただけでは就職できない」「学歴社会は終わったのでなかなか就職できない」などと言った事は言い訳でしかありません。
現在においても、よっぽどの一流企業を目指さない限りは、高学歴ならば絶対就職はできます。
しかし高望みし過ぎれば就職できないのも事実ではありますので、それを以って高学歴ニートの原因とする考えがあります。

・高学歴の人はプライドが高い為、一流企業以外には就職しようとしない。だから高学歴ニートが生まれる

まず第一に良く挙げられる理由が上記です。
しかしこの理由は、全くの的外れだと言っていいでしょう。
何故かというとコレは、高学歴の人が就職しないでいる体のいい言い訳でしかないからです。
高学歴ニートでもし上記を言っている人がいたならば、それは自分がニートである事を認めたくない単なる虚勢でしかありません。
その人がニートでいる本当の理由は、全く別にあるのに隠しているだけでしょう。

では他にどんな事が原因として考えられるでしょうか?

これは私の経験に基づく考えですが、高学歴の人間は以下の特徴を持っている事が多いです。

・興味のある事以外を継続できない(飽き易いといったレベルを超えている)
・同系統の人間としか人付き合いをしない
・頭でっかちで実践経験が少ないので、現場や実戦では自信を持てない
・勉学に時間を割いているので、コミュニケーションが不慣れでコミュ能力に不足している
・周囲の評価を気にし過ぎて、それがモチベーションに直結する

他にもいろいろあるとは思いますが、大体こんなとこでしょうか。
これを読んでいる高学歴の人は異論があるかもしれませんが、実際に上記に当てはまる人も多いはずです。
そして実際に高学歴ニートの人は、思い当たる節があるのではないでしょうか?

上記に挙げた特徴は、少し考えてみれば分かるのですが、どれも社会に出て働く際にとても重要な事ですよね。
例えば、会社では必ずしも自分がやりたい仕事・興味のある仕事を任されるとは限りませんし、会社には色々な種類の人がいるので、様々な人とコミュニケーションを取らなければなりません。
また仕事では知識があるだけの人間よりも、実践的で結果を残せる人が重宝されますし、自分の仕事に自信を持てないような人間には会社も仕事を安心して任せられません。
そして社会では冷酷なぐらいはっきりと会社や上司から評価を下され、例え有名大学出であろうと新人の頃は低い評価を与えられる事がほとんどでしょう。

このように、社会においては誰しもが通らなければならない道である当然の事柄が、高学歴の人にとっては受け入れ難い事だったりするのです。
その結果、有名大学を卒業して就職しても、何年も経たずに会社を辞めてしまって、その後ニートになってしまいます。


資格のために勉強している高学歴ニート

さて会社を辞めてニートになると、良く資格の為の勉強を始める人がいます。
そして勉強の為に仕事をしていないのだから、私はニートではないと言い張ります。
しかしほとんどの場合、これも単なる虚勢であり、言い訳でしかありません。
ひょっとしたら本人は本気で就職の為に資格の勉強をしていると思っているかもしれませんが、自分でも知らない内に社会や就職から逃げているだけであり、心の底では「働きたくないからとりあえず勉強を理由に会社から逃げよう」という意識が働いております。
断言できますが、一度ニートになって資格の為に勉強しているという人は、資格取得後に次のどれかになるでしょう。

・次の資格取得の為にもう少し働かずに勉強すると言い出す
・資格を活用した仕事に就いてもまた数年以内にすぐ辞めてしまう
・取得した資格とは全く関係無い仕事に就き、それも辞める
・勉強も就活も行なわず、完全なニートになる

この様に、会社を辞めてニートになった者が資格の勉強をすると言い出した場合、それは単なる言い訳でしかありませんので、親や周囲の人間は要注意です。
資格取得の為にさらにニート期間が継続する事になり、より一層前項目で挙げた高学歴ニートの要因が強まります。

そのため、高学歴ニートが資格取得の為にしばらく働かずに勉強すると言い出したら、周囲の人間は認めては絶対にいけません。
「資格なら働きながら勉強すれば良い」という姿勢で対応し、高学歴ニートがさらなるどつぼに嵌らないよう誘導しましょう。


高学歴ニートと引きこもり

高学歴ニートの中には、同時に引きこもりでもある人もいるかと思います。
ニートと引きこもりは同じ意味ではありませんので、当然「私はニートであるが、引きこもりなんかではない!」という人もいるでしょう。
しかし私は、高学歴ニートと引きこもりは、非常に近い関係性を有していると思います。

と言うのも、まず高学歴で引きこもりの人間は、まず間違い無くニートでもあるという事が理由の一つです。
これは正しく私の事なのですが、私は対人恐怖症で人付き合いに苦痛を感じる事から引きこもりになりました。
そしてそんな状態では当然会社勤めなどは出来るわけもなく、引きこもりからニートにもなりました。
これは流れとしては当然であり、引きこもりニートとしては典型的な例でしょう。

次に高学歴ニートではあるが、引きこもりではないという場合について見て行きたいと思います。
この様な人は、恐らくニートではあっても、外に出て友人と遊んだりはしているのでしょう。
しかし良く考えれば分かることですが、そんな状態は長くは続きません。
まず高学歴ニートに陥ってしまうと、これまで述べたような原因から簡単にはニートから脱出できません。
そして長らく無職生活を続けていると、次第に家族や親戚からのプレッシャーが増大されていき、自分自身でも歳を取るにつれて焦りが生まれてきます。
一緒に遊ぶ友達はしっかり仕事をしているだけでなく、どんどんと昇進もしていきます。
次第に無職では絶対にできない結婚をする友人も出てくるでしょう。
そんな中、あなたは相変わらず仕事もせずにニート生活を送っているのです。
そんな状態では友人に会うのが恥ずかしくなり、世間の目も気になるようになります。
すると段々と外出したり遊びに行ったりしなくなり、結果、引きこもりが出来上がります。

つまり高学歴ニートは、遠くない未来にほぼ間違いなく、引きこもりニートになる事が決定付けられているのです。
今現在ニートだけど引きこもりなんかではないと言っている人も、引きこもりの有力な予備軍である事を自覚しましょう。

そして高学歴ニートを持つ親御さんは、今すぐニートから脱出させるために行動する事を強くお勧めします。
ニートだけでも頭を悩ませているでしょうが、そこに引きこもりという要素が加わるともう最悪です。
引きこもりニートは、自分で言うのも何ですが、家族に対する負担は単なるニートの比ではありません。
その為もしまだただのニートで済んでいるのならば、引きこもりまで症状が進んでしまう前に何とか対策する事が賢明です。


高学歴ニートからの脱出方法

では高学歴ニートから脱出させるためにはどうしたら良いのでしょうか。
私自身は引きこもりからニートになったため、純粋な高学歴ニートではございませんので、明確な答えをいう事は難しいのですが、方法としては以下の様な事が有効かと思います。
※ポイントは、まだ引きこもりまでは進んでいないという点です。

・知り合いに仕事を紹介してもらう
・バイトでいいので簡単な仕事を継続させる
・一人暮らしをさせて仕送りなどの援助を打ち切る

まず「知り合いに仕事を紹介してもらう」ですが、これは知り合いのいる職場ならば、前述した高学歴ニートの原因項目をいくつもクリアできるからです。
但し知り合いがあまり希薄な関係では意味がありませんので、友人や親戚など、ある程度近しい知り合いのいる職場が望ましいでしょう。

次に「バイトでいいので簡単な仕事を継続させる」についてですが、これは二つの狙いがあります。
一つは無職期間を無くす事により、仕事に対するモチベーションや意識の低下を防ぐ事です。
二つ目は高学歴にありがちな飽き易さの克服です。たとえ簡単な仕事でも、継続する事により飽きて放り出してしまう甘さを矯正することが出来ます。
あとは棚ボタとして、長くバイトしていると社員に登用してくれる場合もけっこうありますので、そんな話しがあったらそれを受けるのも良いでしょう。

最後の「一人暮らしをさせて仕送りなどの援助を打ち切る」は、バイトなり正社員なり何でもいいので、とにかく稼がなければ食べていけない状況を作り出すのです。
この手は引きこもりに行なうと自殺などの高いリスクが生じますが、引きこもりまでは進んでいない単なるニートに使うならば、自殺の可能性は低いでしょうから、引きこもりニートよりも気楽に使える手です。


まとめ

高学歴ニートの対処法に関しては、とにかく引きこもりまで進んでしまう前に何とかする事を心がけましょう。
高学歴ニートを放っておけば、間違いなくそれより厄介な引きこもりニートが出来上がってしまいますので、その前に絶対に対処しなければなりません。
引きこもりニートは、ただのニートの数倍は気を使いますので、引きこもりだけにはならないように注意する事が重要です。

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posted by 十九朗 at 16:26 | 高学歴ニートの原因と脱出方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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