2015年04月16日

ニートの原因・引きこもりの原因

引きこもりの原因・ニートの原因について、両方の経験者である私自身の例や、私の個人的見解を述べさせて頂きます。
ニートになったきっかけは何なのか、引きこもりの原因は何だったのか、あくまで一個人の私見であり、一般論ではないかもしれませんが、ニート・引きこもり本人の考えとして原因究明の参考になればと思います。


以前に「引きこもり・ニートの原因を決め付けていないか?」にて引きこもりの原因についての私の考えを述べさせてもらいました。
大まかに説明すると、ニート・引きこもりの原因は詳細まで突き詰めると、個人によって原因は千差万別であり、その対処法も個人個人で異なります。その為、テレビや本などでニートや引きこもりの原因に焦点を当てて取り上げても、ニート・引きこもり問題の解決や脱出にはほとんど役に立たないと私は考えます。(詳細は該当ページをお読みください)

その考えは今現在も変わっておりませんが、引きこもりニート脱出に向けて本人が本音を語るという当ブログの主旨において、私自身が引きこもりニートに陥ってしまった原因について全く語らないというのも変かと思いましたので、本ページを書く事にいたしました。

以下にて私がニート・引きこもりになってしまったきっかけや原因についての詳細を述べて行きますが、あくまで今回説明させて頂く原因は私個人におけるものとなります。
その為、以下の内容については、全てのニート・引きこもりに当てはまるものではない事をご了承ください。
とはいえ私はけっこう典型的な引きこもりニートですので、私の状況に近い人も多いと思います。
私と似たような引きこもりニートが身近にいる親や家族にとっては、ひょっとしたら脱出に向けての何らかの参考になる可能性もありますので、あまり期待せずにお読み頂けたら幸いです。



「原因」と「きっかけ」を分けて考える


引きこもりなどに陥る「原因」と「きっかけ」を混同して考える人がおりますので、まずはその二つがはっきりと違う物であるという事を述べておきたい思います。
ここを勘違いしてしまうと、引きこもりやニートの本当の原因に辿り着けない可能性が出てきますので注意してください。

まず「きっかけ」ですが、これは実際に引きこもりやニートになってしまった「出来事」であり、生活が変わってしまった転機・ターニングポイントを指します。
それに対して「原因」とは、基本的に本人達の性格に由来するものです。
つまりどういうことかと言うと、例えば現在引きこもりになっていない人でも、それはただ単にきっかけが無かったから引きこもりになっていないだけであり、引きこもりの原因は内包しているかもしれないのです。
逆に引きこもりとなり得るきっかけがあったとしても、原因となるべき要素を内包していなければ、その人は引きこもりにはならないでしょう。

この様に、ニート・引きこもりの原因を考える際には、「きっかけ」と「原因」をはっきり分けて考える事が重要だと思います。
(もちろんきっかけと原因が同時に発生する事もあります。それ故にこの二つを混同して考えてしまう人が多いのですが...)

例えば、引きこもりに発展する可能性が高い不登校の典型的な事例として、「いじめ」を考えてみます。
クラスメイトとケンカをして、そのクラスメイトから無視やいじめを受けてしまい、その後不登校や引きこもりになったとします。
その場合、クラスメイトとのケンカやいじめが「きっかけ」となり、「原因」は複数考えられ特定できません。
人によってはクラスメイトからのいじめ自体も「原因」であり、原因ときっかけが同じという事もあるでしょう。
しかし同じ様な無視やいじめを受けても不登校にならない子供は大勢いるでしょうし、そもそも子供によってはいじめにまで発展させないで対処できてしまう子もいます。
つまり、無視やいじめはあくまで「きっかけ」にしか過ぎず、その子が他の子と違って不登校や引きこもりになってしまう「原因」は他にある可能性があるのです。
その事を周囲の人間は常に意識しておきましょう。


重要なのは「きっかけ」ではなく「原因」である


さて、引きこもり・ニートの原因ときっかけが異なるものであると認識できたなら、引きこもり・ニートからの脱出と問題解決の為にはどちらが大事かを見て行きましょう。

結論から言えば、引きこもり脱出に重要なのは「原因」です。
それは何故かを、先ほどのいじめの例を使って説明して行きます。

先ほどのいじめで引きこもり不登校になった例の場合、引きこもり脱出の解決方法として真っ先に思いつくことは、クラスのいじめを無くすことです。この方法は誰もが最初に考え付き、実践しようとするでしょう。
おそらく世の中のいじめ現場では、いじめ発覚後に親や先生の働きかけでそのいじめを無くさせたクラスがたくさん存在すると思います。
ではそれによって全ての不登校児が学校に通えるようになったかというと、当然違うでしょう。
いじめが無くなっただけでは不登校や引きこもりから脱出できなかった子供も大勢いると思います。

これは、「いじめ」が不登校・引きこもりの「原因」ではなく、あくまで「きっかけ」でしかなかった為です。
もしくは、元々はいじめが原因でもありきっかけでもあったかもしれませんが、現在はただのきっかけだけになってしまい、不登校の原因は別にシフトしてしまったからだと考えられます。

逆に言えば、クラスにいじめが残っていたとしても、不登校や引きこもりの原因が別にあり、本人がそれを克服することができれば、学校に通い出すことができるでしょう。

よって、不登校をはじめ引きこもり・ニート問題の解決において重要な事は、「きっかけ」ではなく「原因」の対処ということになります。


私がニート・引きこもりになったきっかけ


既に「私の引きこもり・ニート歴」で触れておりますが、私が引きこもりニートになったきっかけは、専門学校時代に嵌ってしまったオンラインゲームです。
これにより学校も辞めてしまい、完全な引きこもりニート生活が始まりました。
この後、部分的に引きこもりやニートを脱出した時期もありますが、初めて引きこもりニート生活へ突入してしまったオンラインゲームこそが、やはり引きこもりのきっかけと言えるでしょう。


私の引きこもりの原因


上記にてオンラインゲームによって引きこもりニート生活に入ってしまったと言いましたが、しかし私の場合、これはあくまできっかけに過ぎず、原因ではありませんでした。
それまで引きこもってこそいませんでしたが、高校時代からほとんど友達のいない生活をしていましたし、小学生の時はいじめにもあっていました。
しかしいじめにあう前には、友達グループの中では中心的な存在であり、それこそ学級委員に推薦されたり立候補したりした事もある活発な子供でした。

つまり私の場合、小学生時代のいじめを機に性格が変貌してしまい、その後友達を作りにくい内向的な性格になってしまったのですね。
そしてこの性格を内包したまま成長していくにつれて、内向的な性格はいつしか「対人恐怖症」レベルまで達してしまいました。
それによって人とのコミュニケーションを極端に苦手とし、苦痛に感じることから、仕事場での人間関係にも苦痛や不安を感じるようになり、満足に働けずにニートになってしまいました。

つまり私の場合、小学生時代のいじめはニート・引きこもりの「きっかけ」にはなっておりませんが、「原因」にはなっているのです。
(正確には「原因のきっかけ」「原因の原因」でしょうか)

そして今現在も私が引きこもりニート生活から脱出できず、相変わらず引きこもり続けている原因は、すでにいじめとは全く関係ございませんので、今となっては根本原因は別にあります。

では現在の私のニート・引きこもりの原因は何なのかというと、先ほども少し述べましたが、「対人恐怖症」になります。
子供時代のいじめをきっかけに少しずつ育まれて来た、人間関係への恐怖や不安。
それが大変なストレスと苦痛になっており、引きこもり生活をおくらざるを得ない状況を作り出しています。


私のニートの原因


上記項目にて私が引きこもりである原因について説明させて頂きましたので、次は私のニートの原因を述べさせて頂きます。
基本的には上記内容と同じになるのですが、あえて引きこもりとニートの原因を分けるとすれば、それはニートの方が後から付随して来たということでしょうか。

つまり私の場合、「引きこもりこそがニートの原因である」と言えます。

もう少し詳しく述べますと、私はニート生活を長らく送ってきましたが(現在は在宅でできる仕事を行なっており、ニートからは脱出しています)、仕事や働くという行為自体に拒否反応があったわけではありません。
私が拒否したかったのは、あくまで人付き合いや人間関係であり、労働意欲自体は少なからずあったのです。
仕事自体が嫌なのではなく、仕事場における人付き合いが苦痛なのでニート生活を送っておりました。

つまり対人恐怖症による引きこもりでなかったならば、私はニートにはならなかったでしょう。
そういった意味において、私のニートの原因は引きこもりであると言えると思います。

(しかし今現在は人付き合いの必要が無い在宅の仕事によってニートからはほぼ脱出しておりますので、ニートの原因が引きこもりであっても、引きこもりを解決せずにニートだけを解決することは可能です。ニートと在宅の仕事に関しては、また別の機会に詳しく書こうと思います)


ニート・引きこもりの原因は性格や精神面に起因する


さて、ここまで私の場合におけるニート・引きこもりの原因を見て来ましたが、私は自分だけが特別な環境だったとは思っていませんので、おそらく引きこもりやニート問題で苦しんでいる人の中には、私と同じような原因の人もけっこうたくさん居るのではないかと思います。
私の場合の例を見てもらえれば分かりますが、いじめやオンラインゲームなどはあくまで「きっかけ」や「原因の原因」にしか過ぎず、今現在も継続してニート・引きこもり問題で苦しんでいる人達の原因は、他にシフトしていると思われます。

では一般的に何がニートや引きこもりの原因になっている可能性が高いかと言うと、私の対人恐怖症のように、精神面や性格面がニート・引きこもりの根本原因となっている場合がほとんどでしょう。
若い時の何かがきっかけとなり、その後の生活でニート・引きこもりの原因となる「心・性格」が形成されてしまい、それこそが多くの引きこもりニート達の原因であると私は思います。
よって親や家族が引きこもり問題を解決したいと考えたのなら、表面的なきっかけをどうにかする(オンラインゲームのキャラデータを削除するとか、いじめを形ばかり無くすなど)のではなく、性格や考え方などの精神面に対して何らかの対処をしていく必要があると私は考えます。

とはいえ、引きこもりに限らず人間の性格や考え方などは簡単には変わりません。
ましてや引きこもりやニートを長年続けている人の精神は相当追い詰められて病んでおりますので、原因改善として適切な精神的ケアを行なうことは非常に難しいでしょう。
正直なところ、私もその最適な答えは分かりません。
私自信、今現在も引きこもり生活は続いており、在宅仕事によってニートではないと言っても、対人恐怖症自体は治っておりません。
もし引きこもりの性格を改善する効果的な方法があるのなら、私こそ教えてもらいたいくらいですから。

私が提案できる引きこもりの「原因」に対する対策・方法の一つとしては、あくまで原因改善へ向けての第一歩程度にしかなりませんが、別ページで述べたようにブログを書く事でしょうか。
引きこもり・ニートはブログを書けば社会復帰できる」という記事でも説明させて頂きましたが、ブログを運営し続けることは引きこもりニートの精神的にメリットとなる要素がございますので、引きこもり・ニートの原因改善や脱出に向けての足掛かりくらいにはなると思います。
本記事を読んで引きこもり・ニートの原因改善にはどうしたら良いだろうとお考えの親御さんや本人は、ブログ運営を試してみるのも一つの手だと思います。(詳細は該当記事を読んでみてください)
※「原因」改善ではなく「問題」改善という事なら提言できる有効な手段は他にあります。問題改善については他のページで触れていますので、そちらをお読みください。


まとめ


ニート・引きこもりの原因とその対処法についての私個人の見解は以上となります。
これを読んで頂ければ分かる通り、やはり引きこもりニートの原因については、明確な解消方法は無いんですよね。
それ故に私は引きこもりの原因をクローズアップした書籍やTV番組は役に立たないと思い、引きこもり原因の対処法についてはこれまで触れず、家族の負担を減らすという表面的な対処に重点をおいて取り上げてきました。
とはいえ、こうして私の場合における引きこもり・ニートの原因やきっかけを晒すことで、私に近い状況の人達に何らかのヒントを与えられればと思います。

最後に、本ページのまとめを以下に記したいと思います。

ニート・引きこもりの原因を考える場合は、「きっかけ」と「原因」をはっきり区別して考えてください。
きっかけと原因が同じである場合もありますが、原因は普遍ではありませんので、今現在の原因が何であるかを考える必要があります。
そしてニート・引きこもりの根本原因のほとんどは、性格や考え方などの精神面にあります。
表面的な「きっかけ」を取り除いただけでは問題解決には至りませんので、何らかの手段で性格改善の対処が必要となります。
と言うか、引きこもりの原因解決は正直難しいと思いますので、親や兄弟などの周囲の負担を減らす事から問題解決へのアプローチを行うべきだと私は思います。
そしてそれこそが本ブログの主旨だったりします。

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posted by 十九朗 at 18:41 | 引きこもり・ニートの原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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