2014年06月15日

引きこもり本人が家族に抱く気持ち・考え方

引きこもりやニート本人が両親・兄妹などの家族に対して、どのような思い・気持ちを抱いて日々を過ごしているのか、引きこもり本人である私自身を参考にして述べたいと思います。
恐らく多くの引きこもりは私と同様の気持ちを抱いていると思いますので、引きこもりを持つご家族の方はぜひ一読して頂けたらと思います。


引きこもりの私が家族に対する想いを一言で言うと、「合わせる顔が無い」です。
どんなに強がっても、高圧的な態度をとっても、引きこもり本人の心の中ではとても申し訳なく思っております。
でも家族に対して謝ることも素直になる事も出来ないんです。

自分は一人暮らしをしながら引きこもっていますが、実家からの電話はほとんど出ません。
親族のものは着信拒否に設定してあり、唯一母親の番号だけは受けられますが、それすらも常時マナーモードで留守番電話サービスに任せています。

これは自分の引きこもり・ニートという現状がとても恥ずかしく、こんな状態で家族と話をしたくないからです。
そしてこれは実家暮らしの引きこもりも同様なのではないかと思います。

実家暮らしで引きこもっているからといって、では両親や兄弟と和気藹々とした日常会話があるかというと、ほとんどの場合は無いと思います。
(自分と違うタイプの引きこもりやニートなら会話があるかもしれませんが)

家族との会話を拒否するのは、何も家族が本当に嫌いだからではありません。
とにもかくにも自分の現状に劣等感やら羞恥心を持ち、家族に申し訳なくて面と向かって話したくないのです。

そして先程も述べたように家族に対してはどうしても弱みを見せたくない為、この状態で家族に会ってしまうと、引きこもりという現状に対する危機感が強ければ強いほど、その反動で家族に高圧的に当たってしまいます。
そのため家族に対してとても耐え難い暴言を吐くかもしれませんが、でも間違いなくその裏では自分自身がひどく傷ついています。
こんな態度を取る自分自身が心底嫌で、家族に対して「申し訳ない」という気持ちがいっぱいで。

でももうこれはどうしようもないんです。
申し訳ないと思っているなら謝るなり素直になるなりすればいいのにと思うかもしれませんが、家族に対するプライドは他人に対するプライドとは異なり、簡単に捨て去る事が出来ないんですよ。


引きこもりの家族の方に分かってもらいたいのは、引きこもりの人間は家族に対して非常に申し訳なく思っているという事と、それにもかかわらず劣等感や羞恥心から素直に心を開く事は絶対出来ないという事です。

ですので、「心を開いて打ち解けてくれれば引きこもりやニートでもマシである」とか、「引きこもりやニート脱出の前に仲良くコミュニケーションを取ろう」とかいうのは、まず不可能なので考えない方がいいです。

この点が数ある専門書やホームページの誤っていると私が思う箇所です。
自立させる為にはまず家族が時間をかけてコミュニケーションを取れるようにする等とよく書かれていますが、引きこもりの自分から言わせれば見当違いも甚だしいです。

なぜなら、引きこもりである限り劣等感や羞恥心は消えず、それらが消えない限り家族と再び仲良くするなんて事は出来ないのですから。


だからまずは、家族との絆を取り戻すよりも引きこもりやニート状態を解決する事の方が先です。
家族の仲は、引きこもり・ニート状態が解消すれば、自然と回復に向かうと思いますので。
現に私の場合、家族とはここ数年顔を全く合わしていませんが、引きこもりというコンプレックスさえなくなれば、また昔のように話がしたいと思っています。


それでは次ページでは、引きこもりに対してやりがちだけれども、実はやるべきではない対処法について触れたいと思います。

スポンサーリンク
posted by 十九朗 at 18:32 | 引きこもりニートの家族への気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
スポンサーリンク
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。